今日9月4日は二十四節気の十四番目にあたる
処暑(しょしょ)」の期間です。
今年は8月23日〜9月6日までを指します。
もうすぐ次の節気「白露」になりますが、
本日は処暑の頃に心と体を整えるヒントを紹介します。
処暑とは?
「処暑(しょしょ)」は暦の上では秋。
暑さが和らぎ処まる(おさまる)
という意味が込められています。
今年の夏は本当に暑い日が続きましたね。
毎日30度を超えるのが当たり前でしたが
今日は久しぶりに最高気温が30度を下回り、
雨のおかげもあって少し涼しく感じられます。
まさに「暑さが処(おさ)まる」処暑らしい空気です。
東洋医学からみた処暑
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。
処暑は夏の疲れが出やすく、
「湿気(湿邪)」と「冷え」が
体に入り込みやすいタイミング。
また秋の「燥邪(そうじゃ)」が
徐々に忍び寄ってくる時期です。
つまり水分の代謝がキーワード。
水捌けをよくしつつ、
乾燥にも気をつけるのが大事。
この時期の養生ポイントは3つ。
- 冷たい飲食物を控えて潤す食材を摂る
- 汗をかきすぎて「気」を消耗しないこと
- 夜はしっかり休むこと

氷入りの飲み物は暑い野外とか
運動の後とかにしたいですね。

7月にいただいた冷やし甘酒。
猛暑の中しっかり歩いて
火照った体には最高でした。
処暑のセルフケア
暮らしの中で簡単に簡単に出来るものを3つ。
- 食養生:大根、れんこん、山芋、梨など白いものは
東洋医学では、「肺」の色とされており、
肺の働きを助けます。「肺」は潤す臓器なので
この時期は白いものがおすすめ。 - ツボ養生:お灸は「足三里」やお腹がおすすめ
夏バテ予防に役立ちます。 - 暮らし:冷房で冷えた体を
湯船に浸ったり足湯でゆっくり温める。
まとめ
処暑は夏の名残を感じながら、
秋の気配が少しずつ訪れる時期です。
自然の移ろいに耳を澄ませながら、
心も体も秋へ向けて整えていきたいですね。

大好きな夏との別れは寂しいけれど、
それも自然なこと。
諸行無常。
流れに身を任せ、
夏の思い出を胸に、
静かに訪れる秋を感じてみよう。
ひとこと後記
先日鎌倉、江ノ島へ行ってきました。
苔活をしながら自然と触れ合い、
また江ノ島では計算された人工的なものと
自然との調和も体験しました。

それについてもまたアップするので
引き続きのぞいてくださいね。
