今日は最高気温が38度!!
らしい東京でございます。
みなさまバテていませんか。
本日は昨日お伝えした
「大暑(たいしょ)」の時期に
おすすめのセルフケアを紹介します。
⏩【大暑①】暑さの極み
陰陽のバランスを保つとは
昨日の記事のおさらいを少し。
大暑の頃は陽気が最も盛んになり
体内の熱がこもりやすくなります。
そのため熱中症や暑気あたりなどの症状を
引き起こす確率があがります。
同時に(陽気が強すぎるため)
陰気が不足になりがち。
強すぎる陽気と
弱すぎる陰気のバランスをとって
不調を防いでいきましょう。
この時期の陰陽のバランスを保つとは
陽気を発散させて陰気を補う
こと。
陽気を散じる
我々鍼灸師は陽気を発散させることを
✔︎陽気を散じる
✔︎陽気を瀉(しゃ)す
などとと表現します。
旺盛過ぎる陽気を散じるためには
陽気が集まりやすいツボを使います。
例えば合谷や大椎など。
簡単にご自宅で出来るお灸は合谷。
合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の間にあり、
熱を解消し炎症を抑える時によく使います。
特に頭痛や発熱や目の炎症で有名なツボ。
この合谷に熱めのお灸をします。
お灸は温める効果だけでなく
そのツボを刺激して
ツボ自体が持つ働きを
助けてあげる役目もあります。
ただし夏場は外気温も高く
火傷のリスクが高まるので
注意が必要です。
陰気を養う
陰気を養うツボは
陰の気が集まりやすい場所。
例えば三陰交や太谿など
足首付近のツボがオススメです。
冷房が効いている部屋では
足元が冷えやすいですし
素足の方も多いので
足首周りのツボをお灸で
温めつつツボに働いてもらいましょ。
はりきゅう庵いをりの一押しは三陰交。
三陰交は婦人科系の症状にも
効果が出やすいツボだからです。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの真上から約3横指にあります。
肝、脾、腎の三つの経絡が交わる場所です。
三陰交のお灸はじんわり温かいな、
くらいの温度が良いです。
”熱いな”と思う手前がちょうど良いです。
ツボは使い方が大事
本日紹介した合谷も三陰交も
比較的有名なツボで
一度は聞いたことがあるかもしれません。
よく
”○○に効くつぼ”
と言われますが、
そう単純な話ではなくて。
ツボは使い方次第で効果も変わります。
Q.温めるのか?
Q.熱を散じるのか?
Q.鍼を使うのか?
Q.どんな種類のお灸を使うのか?
など同じツボでも無限の可能性があるのです。
だから同じツボが出てきても
どうやって使うのか?
がとても大切なのです。
さらにもっと効果を上げるためには
お一人お一人の体で変わります。
この辺りのことをまた別の機会で
記事にしたいと思います。
はりきゅう庵いをりでは
治療室での施術プラス
ご自宅でのセルフケアも
アドバイスをしています。
あなただけのオリジナルメニューで
暑い夏も健やかに楽しく過ごしましょ。
暑いけどやっぱり夏が大好きな夏女です笑