二十四節気

【大暑①】暑さの極み

今日2024年7月22日から
二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入りました。
本日は大暑の説明と
東洋医学のお話をします。
そして最後に衝撃の事実も!!
大暑のセルフケアのお話はまた次回。

夏の極み

大暑は一年で最も暑い時期。
「梅雨明け10日」の言葉通り
東京では梅雨明けした7月18日以降
最高気温が35度前後。
今日にいたってはすでに37度・・

日照時間は長く、
農作物の成長も最盛期を迎えます。

子どもが持ち帰った
バケツ稲も伸び盛り。
気温も湿度も一番高くなる
大暑は夏の極みと言えます。

陽気の極み

大暑は一年の中で陽気が最も強くなる時期です。
外部の暑さによっても体内の陽気は盛んになります。

何事もバランスが大事なので
陽の過剰は不調のもとになります。

陽気が過剰になると、
体内の熱がこもりやすくなり、
熱中症や暑気あたりなどの症状を
引き起こす可能性が高くなります。

これを防ぐためには、
陰気とのバランスを取ること。

陰陽のバランスをとる

陰気は体内の冷却作用を担い、
陽気の過剰を抑制します。

しかし大暑の時期は上記したように、
陽気が強すぎるため、
陰気が消耗しやすくなります。

そのため陰陽のバランスを保つためには、
陽気を抑えると同時に陰気を補充するのです。

陽気を抑える

具体的にはこの二つ

  • 冷房の使用
  • 軽い運動

【冷房の使用】
冷房を使って外部の暑さを調整します。
しかし過度な冷房は厳禁。
体内の陽気を過剰に抑えてしまいます。
冷たい部屋では温かいものや常温のものを
摂取する、三首(首、手首、足首)を冷やさない、
などの工夫をしましょう。

【適度な運動】
陽気を発散させるために、
早朝や夕方の涼しい時間帯に
軽い運動を行うことが効果的です。
軽い運動で体内の気の流れを良くし、
陽気の滞りを防ぎます。


早朝だとカブトムシとも遭遇できますよ。
(この後子どもが逃がしてあげました)

陰気の補充

  • 水分補給
  • 休息と睡眠
  • 涼性の食材を摂る

【水分補給】
水分をこまめに摂ることで、
体内の陰気を補充します。
特に常温の水やハーブティーが良いですね。
私の一押しはよもぎ茶です。

【休息と睡眠】
十分な休息と睡眠は
消耗した陰気を回復させます。
特に夜間の睡眠は重要。

日の出とともに起きられると良いですね。
そのためには早寝ですよ。

【涼性の食材】
涼性の食材を摂ることで、
体内の熱を冷まつつ、
陰陽のバランスを保ちます。
・スイカ
・キュウリ
・トマト
など今が旬のもの。

以前患者さんからいただいた夏野菜たち。

まとめと衝撃の事実

何やら怪しい段落ですけど
ひとまずまとめ。
大暑は一年で最も気温も湿度も
高くなり体力の消耗が激しい時期。

発散するところは発散して、
補う時はしっかり補う。
陰陽バランスを意識しながら
暑さにも怯えず
楽しく過ごしていきましょ。

最後に衝撃の事実とは。
大暑が終わると次は
立秋なんです!!

そう、暦の上では秋がこんにちはです。
まだ夏を満喫していない!
まだ2024年が終わってほしくない!
という方。
体のケアをしつつ
夏を楽しんでいきましょ。

次回は大暑のセルフケアを紹介しますね。