来週妊婦さん向けの講座をするので
本日も妊婦さんに関連したお話。
【講座のお知らせ】妊婦さんと赤ちゃん集まれ
今日はよくある質問シリーズから。
Q.妊娠中に鍼灸を受けても大丈夫ですか?
について回答しながら
妊婦さんと鍼灸について
2回に分けて綴っていきます。
さっそく質問の回答は
A.大丈夫です。
妊娠前でも妊娠初期でも
いつでも鍼灸を受けて欲しい。
ではなぜ妊婦さんは
鍼灸を受ける事に対して
不安がっているのでしょか?
それは情報過多だからですね。
来週は妊婦さん向けの講座をします
その情報はどこから?
妊娠中は色々気を使うし
不安になるし疑問もありますよね。
そしてネットで探すと
沢山の「回答」らしき情報があります。
しかし見れば見るほど
不安になる場合も多いです。
”安定期になるまで鍼灸はやめた方がいい”
”妊婦にお灸はNG”
などの情報があるようで驚きます。
Q.その情報元はどこですか?
Q.信頼できるものですか?
正しく学んでいれば
妊婦さんに鍼灸治療ができない、
ということはないはずなんです。
「妊婦だから」ではない
確かに妊婦さんの施術は
そうでない方の施術と比べて
気をつける部分はあるし、
意識することもあります。
しかしながらそれは
妊婦さんに限ったことではなくて
お一人お一人お身体が違うのだから
妊娠しているしていないに限らず、
その方に合った鍼灸治療があります。
未妊・不妊治療
はりきゅう庵いをりには
未妊・不妊で治療のために
鍼灸を求めていらっしゃる方が多いです。
(私が未妊・不妊に鍼灸が良い!
と声を大にしているからでもありますが笑)
その方たちは当然
妊娠前からいらっしゃる訳ですが、
妊娠後も継続し治療をします。
更に出産後もそのまま治療を受けられます。
- 妊娠しやすい体づくり
- 受胎する体
- 妊娠継続する体
- つわり
- 妊娠中の不調(肩こりや便秘や腰痛など)
- 安産のため
- 生まれてくる赤ちゃんの体調
- 産後の体
このような目的で治療をします。
ですから「安定期」になるまで
待つ必要はないのですよ。
安定期はない
そもそも私は
「安定期」なるものはないと思っています。
4ヶ月と5ヶ月の違いはなんですか?
昨日今日で体が激変する訳でもないし、
妊娠5ヶ月を過ぎれは、
何をしても安心!
なんてこともないのです。
鍼灸をすればOKでもないし、
不摂生しても大丈夫、
な訳でもありません。
その時期に合った気をつけること、
あなたに合った養生があります。
体と心の安定のため
以上妊婦さんでもいつでも
鍼灸治療は大丈夫ですよ、
というお話でした。
妊娠出産は10人いたら10通りあります。
これさえやればだ完璧、
はありません。
だって人一人が育ち生まれるのですから、
それはもう「神」のみぞ知る、
領域とさえ思うのです。
生まれる最後まで何があるかわかりません。
だからこそ妊娠時は不安が募るし、
体も不調になりやすい時期です。
そんな時こそ鍼灸を頼って欲しい。
心と体の安定のために伴走いたします。
昨日の記事では
私が妊婦さんと産後の鍼灸
を推す訳を紹介しました。
【産前産後のケア】推す訳は・・
次回は妊婦さんと鍼灸その②として
は別の角度から「妊婦さんの鍼灸」を
おすすめするお話をします。
バイブルの一つにしている
大好きな本を紹介しながら
綴っていきますので
よろしければ次回ものぞいてくださいね。