二十四節気

【寒露①】東洋医学的ににみると

本日10月8日から
二十四節気では【寒露(かんろ)】
に入りました。
2024年10月8日〜10月22日まで。

ついこの前秋分になったばかりでしたのに
【秋分①】東洋医学的にみると
【秋分②】鍼灸で心と体に潤いを与えましょ

今日は寒露の簡単な説明と
東洋医学的にみたこの時期のお話。

寒露とは

二十四節気の一つで、
秋の深まりを表す時期です。
毎年10月8日ごろから始まります。
露が冷たくなり、
まるで寒さを含んだように感じられることから
この名がつけられています。

寒露の時期になると、
日中はまだ暖かいこともありますが、
朝晩の冷え込みが強くなります。

日中は涼しいなと感じても
夜は冬布団が恋しくなってきませんか。

東洋医学的にみると

寒露の1つ前「秋分」では
陰陽のエネルギーが均衡する時期でした。
秋分①】東洋医学的にみると

寒露の頃になると
「陰」が増え「陽」が減少してきます。
日が短くなり冷えが強まることで、
陰の気が優勢になり、
体内の陽気が減少していきます。

陰陽のバランスを整えるために
今の時期から体を冷やさないよう、
気をつけていきましょう。

引き続き「肺」が優勢

寒露の時期も「秋」なので
秋分の頃と同じように
五臓の中では「肺」が優勢の時期ですが、
更に空気が乾燥していきますから、
肺に負担をかけやすくなります。

  • 乾燥した喉
  • 肌の乾燥

といった症状が現れやすくなります。
東洋医学では「燥邪(そうじゃ)」と呼びます。
簡単に言うと乾燥による病邪(びょうじゃ)です。

「腎」もケアの中心に

陰陽五行では五臓六腑を季節に配当すると
秋は「肺」になりますが、
その次つまり冬は「腎」になります。

寒露は晩秋ですから
一気に気温が下がってきます。

「腎」は寒さに弱いので
今から腎を守ることも同時に重要です。

東洋医学でいう「腎」は
特に足腰に影響が出ますので
下半身を冷やさないようにしましょう。

また「腎」は生命エネルギーそのもの。
「精」という言葉で表します。
この「精」を貯めておくのが「腎」。
寒さから腎を守って冬に備えましょう。

まとめ

東洋医学的な視点から見た寒露の時期は、
陰陽のバランスを整え、
乾燥や寒さ対策をしていきましょう。

また寒くなると「気血(きけつ)」の巡りが
滞りやすくなります。
寒露の時期には、
適度な運動やセルフケアで
気血の巡りをよくしいきましょう。

気血の巡らせて
「肺」や「腎」を養うために
鍼灸が役に立ちますよ。


今朝はどんより寒そうな空でした。

この時期から冬に向けて
準備をして健やかに過ごしていきましょ。

次回は寒露から始める「子宮温活」
のお話をしますね。
毎日お灸をして温めていきましょう。