災害鍼灸

【支援活動記録③】治療風景

能登半島支援活動記録③は
実際に行った治療風景を紹介します。

治療風景を紹介しようと思った理由は
患者さんに質問をされたから。

”施術はどんな風に行っているんですか?”
”治療室が用意されているのですか?”

そうかここに興味を持ってもらえるのか
と嬉しくなりましたので本日の記事になりました。

インスタント治療室

支援活動の場所にもよりますが
基本的に自前のベッドやパーテーション、
マットなどでインスタント治療室を作ります。
例えば会議室をパーテーションで仕切って
ベッドを設置するとこんな感じ。


このパーテーションは簡単に組み立てられます。
👉災害時用パーテーション

ベッドは置かずマットの上で
施術することもあります。

”ワンチーム”

施術場所が確保出来たら
バイタルチェックをする人
施術をする人に分かれます。
(場合によっては同人物で行いいます)


災害鍼灸マッサージプロジェクト(災プロ)
では中心スタッフによる
完璧な仕組み化が出来ています。
後方からの支援と現地リーダーのおかげで
全国から初参加の施術家の方がいらしても
問題なく進められるチーム活動です。

バトンをつなげる

基本的に支援活動では
東京での通常治療とは違って
一度しか施術をしない方が殆どです。

(スタッフの中には継続して何度も
現地を訪れて同じ方を施術する方もいます)

一度で劇的に変わることは難しいです。
いや殆どないかもしれません。

ですから「私」が治す必要はなく、
次の施術者へバトンを渡して
施術を受けてくださる方の生活が
少しでも改善していけたら嬉しい、
という気持ちで行っています。

まとめ

本日は支援活動の
施術風景の一部を紹介しました。

中心スタッフはどの場所でも
アイディアと経験で
インスタント治療室を作り上げます。
(私はとにかく邪魔にならぬよう動くだけ!)

災害はない方が良いですが、
起こってしまった時、
鍼灸やマッサージが役に立つ
何かの助けになると感じるのは
とても嬉しいことです。

こうして発信することで
鍼灸の可能性を知っていただけたら
そしてまだまだ被災地では
「日常」が戻っていないことを
知っていただけたら幸いです。

今後も発信を続けます!

応援してくださる方へ

災害鍼灸マッサージプロジェクトの活動を
応戦したい!と思ってくださる方へ
災プロのHPに募金のご案内があります。
よろしくお願いします!