3月になったと思ったら明後日は春分の日。
春の気配をしっかり感てきたこの時期。
”なんとなく不調…”
そんな違和感を覚えていませんか?
本日はこの「なんとなく」に注目します。
具体的には
- 春の不調とは?
- 不調の原因は?
について東洋医学的な視点で
お伝えします。
春に多い不調
この時期に多い不調は例えば
✔︎朝起きてもスッキリしない
✔︎ふとしたことでイライラする
✔︎肩こりや頭痛が増えた
✔︎なんとなく落ち込む
✔︎眠りが浅く、夢をよく見る
この時期に特に上記のような症状が出る方は
春特有の「気の滞り」が原因かもしれません。
冒頭の写真は歩数稼ぎとして
お散歩したとときに見つけた花たち。
「気」の滞り
東洋医学で春は「肝(かん)」の季節。
肝は「気」を巡らせる役割を持ちます。
春は寒暖差が激しいとき。
また卒業、卒業、異動、転勤など
環境が変わる時期でもあります。
こうした自然界と実生活での変化によって
ストレスが増えやすくなり、
「気」の流れをせき止めてしまいます。
「気」が滞ると体のしくみがうまく機能せず
不調となって現れるのです。
心も体もギクシャク
上記したように春は「肝」が主役の季節で、
「気」の巡りと関係しています。
これは体に限ったことではなくて、
心の状態にも反映します。
「気」の巡りが良いと、
私たちは元気に動けるし、
心も穏やかでいられます。
家族や患者さんを見ていると、
「春は体と心が追いつかない時期」だと実感します。
出会いと別れの春は大人だけでたく、
子どもたちもちょっとセンシティブ。
だからこそ、自分を責めずに、
そっと緩めてあげることが大切です。
まとめ〜ゆるめよう〜
気温が上がり4月が近づくと、
”頑張らなきゃ!”
と無意識に力が入りやすくなります。
この時期は新しい生活に向けて、
ただでさえ力が入るので、
頑張るよりも
気の流れをよくすること
に意識を向けると、
体も心も軽やかに過ごせます。
体と心が緩めることで
春の不調を改善していきます。
次回は鍼灸やセルフケアで
上手に体と心を緩めていこう!
という内容をブログでかきますね。
桜の蕾。
少しずつ膨らんでいくこの時期に
桜を眺めるのが好きです。
今日も春探しをして歩いてみよう。