本日は
「美容と健康のために春こそ巡る体を意識しよう」
その②。
自宅でできるセルフケアのお話。
ツボ押しやお灸を取り入れながら
日常生活でちょっと気をつけることなど
を紹介します。
【春本番】巡りを整えてツヤ髪&美肌を目指そう①
「肝」と美容の関係
前回までの記事で紹介したように
春は「肝」の働きが活発になる季節です。
東洋医学では「肝」は
血を蓄え、全身に巡らせる
役割があるため、
肝の働きが乱れると
肌のくすみ・むくみ・たるみ・吹き出物
といった美容トラブルにつながります。
また肝は「情緒」とも深い関係があり、
ストレスや自律神経の乱れによって、
気の巡りが悪くなると、
肌の調子が不安定になりやすいのです。
ですからセルフケアで「巡る体」
を目指していきましょう。
春のツボ押し2つ
先日の記事でも紹介しましたが、
一つ目は太衝(たいしょう)
「肝」の代表的なツボで
足の甲にあるのでツボししやすい場所です。
ストレス・肌荒れ・吹き出物におすすめです。
場所はこちらをどうぞ↓
【春の不調】鍼灸でできること
深呼吸しながらゆっくり10秒押して離す、
を3回ほど繰り返しましょう。
二つ目は曲池(きょくち)
(肘を曲げたときにできるシワの外側)
肌の炎症・吹き出物を鎮めて、
くすみの改善を目指します。
春のお肌トラブルは「肝」のエネルギーが
過剰になることで起こることもあります。
曲池を刺激しながら
余分な熱を逃して肌を落ち着かせます。
反対の手の親指で、曲池をグーッと5秒押し、
ゆっくり離し、3〜5回繰り返します。
春のお灸で美容ケア
春に限ったことではありませんが、
女性と最も関係のあるツボは三陰交(さんいんこう)
場所は内くるぶしを登りきったところから、
指4本分にあります。
私も毎日お灸をしています。
「せんねん灸」さんの動画を貼り付けておきます。
三陰交の探し方(せんねん灸より)
三陰交は「肝・脾・腎」3つの
陰の経絡が交わるツボ。
特に下半身の血の巡りを良くし、
むくみの解消を目指します。
ホルモンバランスにも働きかけて
生理前後の肌荒れにも◎。
温かさを感じる程度のお灸をします。
熱く感じたらすぐに取り除きます。
日常生活で気をつけること
▶︎「肝」を整える食べ物を摂る
・ 緑の野菜(春菊・小松菜・クレソン) → 肝の働きを助ける
・ 柑橘類(レモン・グレープフルーツ) → 気の巡りを良くする
▶︎夜更かしを避ける
肝の働きが活発になるのは夜23時〜3時。
この時間帯は寝ましょう!
血流が良くなり、
肌のターンオーバーにも◎。
▶︎ストレッチや軽い運動で巡りをアップ
特に肩甲骨を動かすストレッチをすると、
顔の血流も良くなり、
くすみが解消しやすくなります。
▶︎朝日を浴びて自律神経を整える
朝の光を浴びると自律神経が整い、
ストレスに強い体に。
ホルモンバランスも安定し、
お肌の調子が整いやすくなります。
今朝6時すぎの空。
一緒に朝空を眺めましょ
巡りを整えて内側から整えよう
美容トラブルは、
単なるスキンケアだけではなく、
体の巡りを良くすることが大切です。
ツボ押しやお灸で「肝」を整え、
「気・血・水」の巡りを良くすることで
むくみを改善させて、
ツヤ髪&美肌をめざしましょ。
玄関先の梅が満開です。
桜の代表ソメイヨシノも
もう直ぐ開花ですね。
”セルフケアを試しても肌の調子が整わない…”
そんなときは鍼灸で体の内側から
しっかりと巡りを整えていきましょ。