セルフケア

【東洋医学的秋の過ごし方②】

本日は
東洋医学的な秋の過ごし方その②。
こころの使い方を紹介します。

今回も『江戸の快眠法』をベースに
その他の東洋医学的な考え方も
取り入れつつ進めていきます。

秋の過ごし方は4つに分けます。

  1. 暮らし方
  2. こころの使い方
  3. 衣服
  4. 秋の食事

東洋医学的な秋とは

「こころの使い方」の前に
東洋医学的な秋の説明から。

陰陽五行の木火土金水でいうと、
秋は「金」にあたります。

秋は陽気から陰気が深まる時期なので、
冷んやりとした金属の特性と合っていますね。

また東洋医学的に
秋に痛(いた)めやすい臓器は「肺」です。

内臓としての肺そのものだけでなく、
肺の機能も指します。

「肺」は呼吸器系やだけでなく
水分調節も行います。
この時期の不調で多いのは

  • 口、鼻、のど、の症状
  • 皮膚の症状
  • 肌や髪の乾燥
  • 便秘

風邪症状やアレルギーなどが
出やすい時期ですね。
お肌や髪のパサパサ感も出てくるころ。


梨は潤いを与えてくれるのでおすすめ。
※食べ過ぎは冷やすので注意ですけど

憂の秋

そんな「肺」が司る秋は、
陰陽五行説で感情を現すと、
憂(うれい)になりますます。

  • 憂鬱や悲しみ
  • 心配や不安

など悲しい気持ちや
心の重荷を表す言葉と関連しています


葉っぱの散る様を見て、
秋は物思いにふけったり、
秋の空を見て何だか急に悲しくなったり
するのは当然のこと。
多いにその気持ちに浸りましょう。

しかし何事もtoo muchは要注意。
「憂」過ぎるのも
気をつけてねという時期。

あまりにも憂い過ぎると、
秋の臓器たち(肺)を
弱めてしまいますよ、
というのが陰陽五行の考え方です。

アートに触れよう

『江戸の快眠法』では
こころを養う
と表現されています。
続いて以下のように記されています。

”秋は夏からの気持ちの切り替えを行う時期。
外に向けて活動的になっていた
意識を徐々に落ち着かせていき、
こころを落ち着かせることにつとめます。”

とあるように「こころ」と向き合う活動、
内向的な活動に向いている時期です。

おすすめは読書やアートに触れること。
芸術の秋と言われる所以かなと。

先月久しぶりに上野の
東京国立博物館へ行きました。

現在は特別展「はにわ」がありますよ。
場所:平成館 特別展示室
期間:2024年10月16日(水)~12月8日(日)

私は今月末に国立新美術館へ行きます。
独立展が開催されており
友人が作品を出しているからです。
それを観に行きます。
よろしければ皆様も是非。

第91回 独立展
2024年10月16日(水)〜28日(月)
10:00AMー6:00PM
22日(火)は休館日。
最終日28日(月)は3:00PM閉会。
入場は閉会時間の30分前まで。
学生、生徒、障害者と介護者、70歳以上の方は入場無料。

まとめ

本日は東洋医学的秋の過ごし方②
こころの使い方編
を紹介しました。

暑い夏に外へ外へと飛び出していた
気持ちを内側に向けて、
じっくり自分と向き合う時間を
過ごされると良いですね。
瞑想や座禅もおすすめです。


朝空もすっかり秋の使用です。

次回は秋の衣服について紹介します。
秋の過ごし方で冬の体調が変わります。
ちょっとだけ意識して生活していきましょ。