前回から時間が経ってしましましたが、
梅雨入り前にやっておきたいセルフケアの続き。
前回の記事では東洋医学の視点から
「湿邪(しつじゃ)」が体に与える影響
についてお伝えしました。
⏩【梅雨入り前にやっておきたいセルフケア①】〜東洋医学的梅雨だるの正体〜
梅雨の時期は体の中にも湿気がたまりやすく、
だるさ・むくみ・食欲不振など、
さまざまな不調を引き起こします。
この時期にまず整えておきたいのが
「胃腸」です。
胃腸は湿の影響をとても受けやすい。
つまり胃腸が整えておけば
“湿”に負けにくい体になります。
本日は、今日からすぐに取り入れられる
「食事でできるセルフケア」についてご紹介します。
「湿」を追い出すためのポイント2つ
梅雨の時期はどうしても
体の中に“湿”がたまりやすくなります。
体が重だるい
食欲が落ちる
まぶたが重たい
などは湿気が影響しているのかもしれません。
そこで大切なポイントは2つ。
- 体の余分な水分を外に出す食材
- 胃腸に負担をかけない食べ方
湿を追い出す食材
上記のポイント2つのうち
まずは体の余分な水分を外に出すために
おすすめな食材を紹介します。
はと麦・小豆
体にたまった余分な水分を
やさしく排出してくれる食材です。
むくみやだるさが気になる方におすすめです。
生姜・玉ねぎ
体を温めて巡りを良くしてくれます。
冷たいものを食べたくなる季節ですので
温かい薬味を上手く取り入れましょう。
しそ・三つ葉
香りのある野菜は、
胃の働きを整えてくれます。
食欲がないときにもおすすめです。
鯵(あじ)などの青魚
青魚は胃腸にやさしく、
湿をためにくい食材です。
またたんぱく質は筋肉を作る上でも大事。
筋力が衰えてくるミドルエイジは
積極的に摂りたいですね。
胃腸にやさしい食べ方のコツ
ポイント2つ目は食べ方のコツ。
体に良い食材を選んでも、
食べ方によっては胃腸に負担がかかります。
よく噛んで、ゆっくり食べる
当たり前のことですけど
やっぱりこれが大事。
消化は口から始まります。
よく噛むことで胃腸の負担が減り、
満腹感も得やすくなります。
温かいものを中心に
冷たい飲食物は内臓を冷やします。
常温〜温かいものが良いですが、
暑い時はせめて氷無し!で。
夜は食べすぎない
夜は消化の働きが落ちる時間帯。
寝る2〜3時間前には食事を済ませたいですね。
寝つきが悪い方や途中でよく目が醒める方は
食事の時間帯を見返すだけで
変わるかもしれませんよ。
“ながら食べ”をやめる
スマホやテレビを見ながら食べると
噛む回数が減ったり、
早食いのもとになります。
食事の時間は“自分をいたわる時間”
と捉えてみてください。
自戒を込めて・・
今日からできるひと工夫
朝の一杯に温かいお茶や白湯を。
体を“内側から温める”
ことが胃腸を守る第一歩です。
冷たい物を飲むなら
よもぎ茶など素材を選んでみる。

治療室で扱っているよもぎ茶です。
国産よもぎ100%
ノンカフェインなので
妊婦さんやお子さんも安心です。
色々語ってきましたが、
難しく考えずシンプルに
「温かい食事を心がける」
それだけでも体はずいぶん楽になりますよ。
まとめ
梅雨時の不調は、
ちょっとした食事の工夫で
ぐんと楽になることがあります。
胃腸にやさしい食材を選び、
体を冷やさない食べ方を意識することで、
湿をためにくい体に整えていきましょう。

湿度の高い時期は不調も増えますが、
苔活をするには絶好の季節。
体も心も重い時は
苔の写真を眺めながら
ニヤニヤして過ごしています笑
次回は
お灸で内側から巡りを整えるセルフケア
についてご紹介します。
梅雨入り宣言をする前に
記事を書き上げます笑
