昨日のブログでは、
立秋を迎えるこの時期に
体にどんな変化が起きているのか?
をテーマに、
・呼吸器や胃腸の不調が出やすくなる理由
・東洋医学の視点から見た季節と体の関係
などを紹介しました。
⏩【立秋①】体が次の季節を感じ始める頃
本日はその続きとして、
「季節に合わせて体を整えるセルフケア」
をご紹介します。
紹介するツボは二つだけ。
自分でできることをほんの少し
日常に取り入れると、
体はぐんと楽になりますよ。
ぜひ今日からお試しください。
呼吸を深く整えるツボ
太淵(たいえん)
「太淵(たいえん)」は、
肺の経絡上にあるツボです。
主な働きは
・呼吸を整る
・肌や粘膜を潤す
乾燥しやすい秋に向けて、
早めにケアしておくことで、
喉の不調や息苦しさ、
お肌トラブルの予防にも繋がります。
【ツボの位置】

手首の内側にあります。
親指側の脈がドクドクと
感じられるところ。
手首のシワの上で、
親指を軽くそえると自然とあたる位置です。
【セルフケアの方法】
指先で5秒〜10秒くらい
優しく「押して離す」を
数回繰り返します。
左右ともにやりましょう。
お灸ができる方温かいなという温度で。
熱すぎないお灸を選んでください。
胃腸を整えて夏の疲れをリセット
足三里(あしさんり)
ブログで何度も登場する
胃腸の働きを整える代表的なツボです。
冷たいものの摂りすぎや、
夏の疲れが胃腸に出やすい今の時期にぴったりです。
【ツボの位置】

膝のお皿の外側、
指4本分ほど下にある場所。
骨の際にあります。
【セルフケアの方法】
3〜5回程度ゆっくり押します。
お灸ができる方はお灸がおすすめのツボです。
少し熱めのお灸が良いです。
胃腸が冷えているかも、という方は
足がだるい方にもおすすめです
その他秋の養生ポイント
ツボ押しやお灸に加えて、
日々の生活の中でも簡単にできることがあります。
- お腹・足首・首まわりを冷やさない
(腹巻やレッグウォーマーがおすすめ) - 朝窓を開けて深呼吸をする
- 朝一番だけでも冷房を切って少し汗をかく
- 冷たい飲み物は控えめに
まとめ
なんとなく息が浅い
喉が乾燥している
胃腸が重い
疲れが取れない
これらの体のサインを見逃さないで。
東洋医学では、
未病=病気になる前の不調
を大切にします。
今日紹介したツボはほんの一部ですけど
日常の中にちょっと入れ込んで、
無理のない体づくりを始めていきましょう。
季節の声に耳をすませて
残暑も楽しんでいきましょ。
ひとこと後記
冒頭の写真は「禊萩(みそはぎ)」
花言は「純真な愛情」「慈悲」。
お盆の準備シーズンにちょうど合うお花のようです。
もう少し涼しくなったら
色々なお花たちを見に行こうと思います。
