7月の小さな目標は「自然に触れる」。
早速鎌倉へ足を運びました。

鎌倉の自然やお寺を巡る中で、
感じたことや心と身体が整っていく感覚を、
3回にわたって綴っていきます。
ちょっと疲れている
自然の中でリセットしたい
自分を大切にしたい
という方へ。
五感が緩むような静かな時間、
気の巡りが整うヒントを
お届けできたらと思っています。
初回の今日は
北鎌倉の円覚寺で感じた
「静けさ」と「深呼吸したくなる空気」
のお話です。
歴史ある建物と、深呼吸したくなる空気
円覚寺は、鎌倉時代に創建された臨済宗の名刹。

国宝の舎利殿や、鎌倉最大の大鐘など、
歴史の重みを感じさせる建造物が点在しています。
それらが「見せるため」でなく、
「在り続けてきたもの」として
佇んでいるのが、この場所の魅力。

今回の旅のお供は息子。
子どもの動きが面白くて
関心する場面もたくさん。

ただそこに立ち、静かに呼吸をする。
肩の力が抜けていくのがわかりました。
本能で自然と繋がる
歩いているうちに、
気付くと隣でしゃがみ込み、
何かを見つめている小さな背中。

これはザリガニを見つけた時。

視線の先には、雀の姿や、
ひなたぼっこをするトカゲ。
これはつばめの巣。
つばめの巣を見上げて、
じっと動きを観察するその姿に
私まで静かな気持ちになりました。

(息子撮影)
羽化したばかりの雛も見つけた様子。
自然の中にいるとき、
子どもは本能的に「見る」
や「聞く」など五感をフル活用し、
ただそこにいるいるのだと感じました。
気の巡りと心の巡り
歩くことで気血が自然と巡ります。
特に自然の中を歩くことは、
呼吸を深め、五感が開きます。

円覚寺の境内を歩きながら、
身体の中の巡りが整っていきました。
静けさの中で整う
円覚寺は華やかさや派手さとは無縁の場所。
けれど静けさの中にある
「確かさ」「あるがまま」の状態。
そこに触れることで、
モヤモヤや鎧や色な物が
消えるのかもしれません。

日々の慌ただしさの中で、
忘れてしまう身体や心の感覚を、
思い出させてくれる時間。
これらが円覚寺で得られたギフトでした。
次回は、深い緑と苔の石段が印象的な
妙法寺を訪れたお話をお届けします。
鎌倉の「苔活」そして梅雨時期に
ぴったりの養生のヒントもご紹介します。
ひとこと後記
”田舎の駅みたいだよね”
そう息子が言った時、
ああこの子は都会の子なんだよな、
と広島出身の母は
当たり前のことを思い出しました笑
