本日も小寒の養生法その2
「心」について。
心といってもそれぞれの概念がありますが
ここでは寒さやストレスによる心の不調と
その対処法や養生法を紹介します。
特にこの時期(12月〜2月)の間
以下のような症状が出る方は
参考にしてください
過眠傾向になる
過食や暴飲になる
不安感が大きくなる
体重増加する
寒い時期だけなのは
温かい時期は問題ないのに
寒じ時期だけ心の不調が出る方は
日照時間との関係が考えられます。
日照時間が減るとセロトニンの生成が
減ってしまうので
鬱状態になりやすいのです。
セロトニンは簡単にいうと
「幸福ホルモン」とも呼ばれて、
脳内でのバランスが保たれていると、
安定した気分や幸福感をもたらします。
だから不足すると抑うつ感や
不安感が生じる可能性があるんですね。
冬季うつ(季節性感情障害)
のようにセロトニン不足により
起こるものが「冬季うつ」と呼ばれる
季節感情障害が有名です。
主な症状はこちら。
- 気分低下
- エネルギー低下(意欲低下)
- 睡眠障害(特に過眠傾向)
- 食欲増減(特に過食)
- ストレス過多
セロトニン不足がもたらすもの
上記のような冬季鬱はセロトニン減少と
大きく関わっています。
気分低下
前述したようにセロトニンは
幸福ホルモンとも呼ばれて
人に気分に影響するからです。
睡眠障害
セロトニンはメラトニンの前駆体(原料)となります。
メラトニンは睡眠を調節しますので
セロトニン不足はメラニン不足になり
夜間の良質な睡眠が確保されないのです。
過食
セロトニンは食欲をコントロールし、
満腹感を感じるのに寄与しますので、
不足しますと過食に傾きやすくなります。
ストレス過多
セロトニンはストレスへの対抗力を
高める作用があります。
不足になると普段何でもなさそうなことで
ストレスを受けやすくなります。
対処法
以上セロトニン不足による
心の不調を綴りましたが、
対処法として一番簡単なのは
日光を浴びること
特におすすめなのが
朝一番で太陽の光を浴びること
できればこの時に一緒に深呼吸と
軽いストレチも付け加えて。
寒いですし部屋の中からでも大丈夫。
曇りの日は電気の光dめおOK。
目覚めてすぐ日の光を浴びましょう。
養生法(対処法)
普段から気をつけられることは
- 湯船に浸かる
- 決まった時間に起きる
- 寝る前のスマホはTVを控える
- セルフケア
どこにでもあるような養生ですけど
できていますか。
冷えによって血流や気の巡りがが悪くなり
気分低下などの症状を起こすこともあります。
夜はしっかり湯船に浸かりましょう。
寝る時間が遅くなったとしても
朝起きる時間を大幅に遅らせないこと。
体のリズムを作るのです。
スマホやTVがもたらす
睡眠障害は周知の通りですね。
手っ取り早いのは
寝室にスマホを置かないことです。
最後にセルフケアとしておすすめは
お灸です。
寒じ時期のお灸は気持ち良いですよ。
足の裏、お腹、手のお灸が
おすすめ。
長くなってしまったので
お灸のコーナーは次回紹介しますね。
まとめ
寒い時期におこりやすい心の不調は
日照時間減少が大きく関係しているよ
というお話でした。
その他冷えも関係しているので
お灸や軽い運動で冷えの改善をすることで
「心」のケアができます。
次回おすすめのお灸を紹介しますね。
今夜はゆっくり湯船に浸かろう!