セルフケア

【小満】この時期の不調や気をつけることなど

久しぶりに二十四節気のお話。
5月4日〜立夏となり暦の上では夏になりました。
来週月曜日5月20日〜小満(しょうまん)となります。
芒種となる6月4日まで続きます。

小満(しょうまん)

二十四節気で数えると八番目。
万物が次第に成長して満ち始める時期を指します。
この期間の気候は暖かくなり、
植物や農作物が生長する季節です。


植物たちは水と光をいっぱい浴びて
新緑から濃い緑になり生き生きとしています。

小満の特徴

  1. 植物の成長:草木が青々と茂り、
    穀物が実を結び始める時期。
    稲の苗が育ち麦の穂が少しずつ実ってきます。
  2. 暖かさの増加:気温が上昇し春から初夏への
    移り変わりが感じられる時期。
  3. 農作業の繁忙期:田植えや麦刈りなど、
    農作業が本格化する時期。

東洋医学的に見ると

陰陽五行でいうと「火」の性質が強くなる頃。
陽の気が増し万物の成長するエネルギーが高まります。
陰陽五行の中で「火」は「夏」。
陽気が盛んになり万物の成長が促される時期です。


家の周りは青々とした木や草花がたくさん。
みなさんの周りはどうですか。

小満の時期の不調

先ほどの「火」は五臓六腑では「心」を指します。
西洋医学的な心臓だけでなく
「心」のはたらきも含みます。

この時期に多くなる不調が精神面のトラブルや
血圧のトラブルです。
5月病や高血圧やめまいなどがよく挙げられます。

気温がどんどん上昇していくと
冷たい飲食物を摂りたくなりますね。
いつもお伝えしていることですが
外気温が上がると体の中と外から体を冷やします。
冷えによる不調も増えます。
生理痛、頭痛、風邪など。

気をつけたいこと

冷たいものは絶対ダメ!
ではなくて気をつけながら摂りましょう。
冷房の部屋では常温か温かい物。
冷たいビールを飲むなら
体を温める食べ物。

また梅雨に向けてむくみやすくもなります。
旬のものは水分代謝を促してくれるものがあります。
そら豆やきゅうりやトマトなどが代表例。

旬のものを積極的に食べましょ。

まとめ

暦の上では夏ですが、
まだまだ朝晩が冷える日があります。
また冷房がどんどん効いてくる時期。
「冷え」対策はしっかりしていきながら、
暑さ対策もしていきましょう。

お灸やツボ押しのセルフケアも
アップしていきますね。


今はふとした場所でも緑が美しくて
外気温もそんなに高くないので
ゆっくりお散歩を楽しんでみてはいかがですか。

明日土曜日も東京は良いお天気のようなので
外出して自然界に触れてみましょう。
良い週末をお過ごしください。