セルフケア

【芒種】二十四節気から見る養生

本日は二十四節気と養生のお話。
2024年6月5日〜芒種(ぼうしゅ)に入ります。
芒種は二十四節気の九番めの節気。
今年は6月5日〜6月20日になります。

芒種(ぼうしゅ)とは

  • 芒は「のぎ」と読みます。
    稲や麦などの穀物の穂に生えている細い毛のこと。
  • 「種」は種まきを意味します。

つまり芒種の時期は、
穀物の種をまく時期を指します。
現在は田植えはもう少し早い時期ですね。

芒種の頃の不調

芒種の頃から梅雨の気配を感じます。
沖縄では梅雨入りしていますしね。

梅雨の時期は湿度が高くなるため、
体内に湿気が溜まりやすくなります。
東洋医学では特に「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿邪が体に溜まると以下の症状が出やすくなります。

消化不良
怠さ
関節痛やリウマチ
眠気

養生のポイント

上記の不調の予防対策ポイントは
いつもお伝えしていることですが王道のこれ。

  • 食生活
  • 冷え対策(運動)
  • 睡眠

結局食事・冷え・運動・睡眠は
いつも大切ということ。

食事編

「湿邪」によって消化器機能が低下しやすくなります。
胃腸に負担をかけないような食べ物がおすすめ。

  • 利尿作用のある食べ物
    冬瓜・きゅうり・トウモロコシなど
  • 辛味のある食べ物
    適度な辛味は湿気を外に出す助けになります。
    生姜・ネギなど

冷え対策

湿気とともに気温も上がるため、
冷たい飲食物を摂りたくなります。
また冷房が効いてくるのもこの時期から。

飲食物とエアコンなどで
体の中と外の両方から冷やしてしまします。

食事編と少し矛盾してしましますが、
旬の野菜や利尿作用があるものが多く
体を冷やしてしまいます。

ですから組み合わせを考えるのが良いですね。
飲み物はいちおしのよもぎ茶。


よもぎ自体が温める効果もありますので
どうせ冷やして飲むなら
何を飲むか?を意識したいです。


治療室でもお出ししていますよ。

また適度に体を動かして血行を促進し、
体温を保ちましょう。
汗をじんわりかく程度の運動。
ヨガやストレッチや歩くことをお勧めします。

睡眠第一

最後はやっぱり睡眠。
怪我の修復も成長も
美容もそして脳の回復にも
睡眠は欠かせません。

”忙しい”
”子育て中でゆっくり寝られない”

という声もよーくわかります。

だから引き算をして
何をしないか?
大抵の場合スマホ時間を減らすと良いんですけど
(私も!)
あれもこれもやりたいし
やらなきゃも多い。

でも睡眠不足だと
冷静な判断ができなかったり
体の不調が出たり
イライラが募ったりと
何かしら睡眠の必要性は皆さん感じているはず!

なので夜まとまって寝られない場合は
昼間に20分だけ横になるなど
工夫をしてほしい。

それだけでも驚くほど日常生活が変わります。

まとめ

以上芒種について長々と綴りました。
常日頃から二十四節気を意識しているわけではありませんが
こうした節目で立ち止まり
その節気に合った生活ってなんだろう?
と考えて暮らすことで
体調不良を回避できたり
心の安定が保てます。

この2週間は湿度対策として
食事や冷えや睡眠を意識してみてください。
本格的な梅雨到来の前に
準備をしていきましょ。