雨の日が続くこの時期。
なんとなく気分が晴れなかったり、
心が疲れやすかったりしませんか?
先日「梅雨入り前のセルフケアシリーズ」
を紹介しましたが、
本日はちょうど「入梅(にゅうばい)」の日なので
あらためて梅雨の時期にやっておきたい
セルフケアを紹介します。
⏩【梅雨入り前にやっておきたいセルフケア①】〜東洋医学的梅雨だるの正体〜
⏩【梅雨入り前にやっておきたいセルフケア②】〜「湿」を追い出す食事とは?〜
⏩【梅雨入り前にやっておきたいセルフケア③】〜お灸で手放そう怠さ・むくみ・冷え
⏩【梅雨入り前にやっておきたいセルフケア④】〜「湿」対策にゆるっと動く
今回は特に「心の重だるさ」について
東洋医学の視点からお話します。
湿気が多くなる梅雨の時期は、
身体だけでなく心にも湿がたまりやすい、
と東洋医学では考えます。
以下の二点からお伝えします。
- 入梅の話と「心と湿」の関係
- 心の巡りを整えるセルフケア
本日は①を紹介します。
入梅とは?
最初に「入梅(にゅうばい)」について。
入梅は梅雨入りのことも指しますが、
暦のうえで梅雨に入る目安となる日でもあります。
毎年6月上旬〜中旬ごろに巡ってくる
二十四節気に準じた雑節のひとつです。
2025年は本日6月11日(水)が入梅。
この頃から本格的に雨の季節が始まり、
湿度の高い日が続くようになります。
心に“湿邪”がたまるとき
梅雨入り前のセルフケアシリーズでもお伝えした通り、
この時期は東洋医学的に表現すると
「湿邪(しつじゃ)」が溜まる時。
梅雨の湿気は、
身体に重だるさやむくみをもたらしますが、
同様に心にも「どんより」とした
重さをもたらすことがあるのです。
・やる気が出ない
・なんとなく気が滅入る
・小さなことで落ち込む
・考えすぎて疲れてしまう
これらは「気の巡り」が滞っているサインかもしれません。
特にこの時期は、東洋医学でいう
「脾(ひ)」=思う・考える力
が働き過ぎて心が疲れやすい季節。
何事も〜過ぎると不調になる、
というのが東洋医学の考え方。
ですから喜び過ぎも体にダメージがある、
と考えるんですよ。
湿度が高まるこの時期は
体的には胃腸(脾)の不調が増えるし
心としては重だるくなる(思い煩う)
ことが増えてくるイメージです。
まとめ
以上簡単に入梅の頃の「湿邪」
と心の重だるさについて綴りました。
といっても東洋医学的な考え方は
一読しただけでは???かもしれません。
鍼灸師ですけど未だに学びながら
???がありますし笑
(←笑わず頑張れ私)
ですからしっかり理解できなくとも
何となく今気分が落ち込むのは
自然の流れとして仕方ないんだな、
くらいに思ってください。
そうあなたのせいではない!
そうゆうものなんです。
しかしながらそれだと不調を放置して
楽しく過ごせないので
次回は「心の巡り」が整いやすくなる
簡単なセルフケアを紹介しますね。
ひとこと後記
少しですけどアナベルが
綺麗に咲いています。

雨とよく似合うので
梅雨も悪くないなと思うのでした。
