本日は季節と体のズレに気づいて
小さな工夫で整えることが
秋の養生につながりますよ、
というお話です。
季節と体のズレを整える
暦の上では立秋を過ぎもうすぐ処暑。
しかし日中は残暑どころか、
まだまだ真夏そのもの。
そんな季節と体感のズレを、
あなたも感じていませんか？
真っ青な空に蝉の大合唱。
夏本番が続いているようですね。
「季節と体のズレ」は
体調不良のきっかけになります。
秋は本来「肺」を養う季節。
8月下旬頃から乾燥から体を守り、
潤いを蓄える準備をしていきたい時期です。
しかし実際にはまだたくさん汗をかいて、
体の水分を失いやすく、
秋モードにチェンジするのは難しいですね。
酸味を味方にしよう
ここで役に立つのが「酸味」です。
東洋医学では、
五味（酸・苦・甘・辛・鹹）と
五臓（肝・心・脾・肺・腎）を
結びつけて考えます。
酸味は「肝」に属します。
「肝」には収斂作用といって、
散らばろうとするものを、
内に留める力があります。
汗をかき過ぎたり、
夏バテで消耗された気。
この時期は夏に失われた潤いを、
補充する必要があります。
酸味は体の内側に潤いを引き戻し、
落ち着かせる助けをしてくれます。
梨やぶどう、すももといった甘酸っぱい果物は、
この時期にぴったり。
秋の体への切り替えを手伝ってくれます。
夜の過ごし方も切り替えて
もうひとつのポイントは、夜の過ごし方。
夏の間は夜更かしをしがち。
夜遅く寝ても元気でいられたかもしれません。
しかし秋に向けて少しずつ
「早めに休む」リズムへ。
夜風を感じながら布団に入ったり、
照明を落として過ごすだけでも、
体が「秋が来ている」と感じ始めます。
あなたへの問いかけ
Q.あなたの体と心は今どの季節にありますか？
Q.まだ夏を楽しんでいますか？
Q.少しずつ秋へシフトしていきたいですか？
私はあちこちで公言している通り、
しつこく夏を楽しみたいです笑
最後までTシャツを着ていたいし、
夏の空気や暑さを楽しみたい。
その中で寝る時間を変えたり、
足元は冷やさないようにしたり、
体の中を潤す飲食をとったりして
少しずつ秋モードへ切り替えてきます。
まとめ
最近の日本は東南アジアのような気候。
季節と体がズレるのは自然なことです。
大切なのはそのズレに気づいて、
少しずつ整えていくことです。
梨をひと切れ味わう、
夜を少し早めに過ごす、
常温の飲み物に変える。
そんな小さな工夫が、
秋を心地よく迎える準備になります。
無理なくできることをやって備えていきましょ。
