東洋医学

【重陽の節句】陽が重なる秋の特別な日

今日9月9日は
重陽(ちょうよう)の節句です。
五節句のひとつで、
別名「菊の節句」とも呼ばれています。
本日は縁起の良い重陽の節句について
紹介します。

重陽の節句とは

古来中国では奇数を「陽の数」、
偶数を「陰の数」と考える「陰陽思想」がありました。
「9」は最大の陽数。
だから「9」が重なる9月9日は、
陽が極まる日として特別視されてきました。
これが「重陽」の由来です。

日本にも平安時代に伝わり、
宮中では菊の花を眺めたり、
菊酒をいただいたりして、
長寿や厄除けを祈る行事として
親しまれてきました。

昨年のブログでも重陽の節句について
紹介しているのでぜひあわせてご覧ください。
⏩【重陽の節句】陰の季節へ

東洋医学的にみると

秋は「陰」が深まっていく季節。
空気は乾き体内の潤いが減りやすく、
心も少しずつ内側に向かっていきます。

この時期に迎える重陽の節句は、
「陽」を意識して取り入れる良いタイミング。
例えば

  • 菊花茶や菊の花を飾る
  • 温かいお風呂で体をほぐす
  • 好きな人たちと笑顔を交わす

といったちょっとした過ごし方でも、
心身に「陽気」を取り入れることができます。

まとめ

重陽の節句は、
陽のエネルギーが重なる特別な日
秋の入口にあたるこの節目を、
意識して過ごすことは、
日々の暮らしをより豊かにしてくれます。

どう過ごすかは自分次第。
今日は「陽が重なる縁起の良い日」
と心に留めて、
ちょっと特別な時間を楽しんでみましょ。


私は苔の写真で幸せな気持ちになろうと思います笑