本日は鍼灸合宿での学びを通して感じた
「人とつながる力」
「弱さの中にある優しさ」
について綴りました。
静かな表情からは全くわからなかった
恩師の心の叫びや苦悩、
赤ちゃんから伝わる癒しや命の力、
そんな多くの「学び」を得た貴重な時間でした。
フルコミットできた時間
一昨年に続き、今年も鍼灸合宿に参加しました。
この二日間は母であることは忘れて、
鍼灸にフルコミットできた時間でした。
また今回は合宿係として準備から関わり、
裏方の動きも体験できました。
その分、参加者お一人お一人の、
背景や想いにも触れ、
この場に集うことの意味、
をより深く感じることができました。
学生さん、ベテランの先生、子育て中の方、
独身の方、介護と両立している方…。
それぞれが違う人生を歩みながらも、
”鍼灸を通して学び続けたい”という思いは同じ。
その多様さを肌で感じられる場でした。
仲間と学ぶ
実技では普段関われない方たちと
一緒にお稽古をすることで
大きな気づきや課題を見つけることができました。
座学では講義される生方が
知識やご経験を惜しみなく出していただき、
古典や臨床について学ぶことができました。
一人だと挫折してしまいがちな座学。
仲間がいるから継続できています。
これは勉強だけでなく、
スポーツや習い事も同じ。
同じ方を向いて頑張る人がいるから
一緒に頑張れる。
そうゆうことありませんか。
私は基本めんどくさがりなので
共に学ぶ仲間がいて本当に有難い。
弱さが持つ力
締めくくりは弱さの効用を
テーマにした座談会。
先生方がそれぞれの人生で経験された、
痛みや葛藤を語ってくださりました。
・「弱さ」があったからこそ今につながる
・「弱さ」は単に力がないのではない
など私なりに解釈をしました。
この場で私も自分の弱さと
その弱さが原動力となり今の活動につながっている、
というお話をさせてもらいました。
これはまた別の時にブログで書きたいと思います。
Q.あなたは弱さのお陰で得た経験はありますか?
Q.もし今弱いなと感じている部分があるとしたら
それはどんなことに生かされると思いますか?
赤ちゃんも一緒に学ぶ場
今回は5ヶ月の赤ちゃんと一緒に
参加してくださった方もいました。
会としても初めての本格的な取り組みで、
「赤ちゃん連れでも安心して参加できる合宿」
を実現できたことは大きな一歩です。

久しぶりの抱っこ紐!
私が使っていた頃とは
全然違う!進化していると感動。
小さな命のぬくもりに、
最高の癒しの時間をもらいました。
(合宿係の“役得”でした!)
おわりに
学ぶ人の背景もライフステージも、
すべてが違う。
それでも互いを思いやりながら
ともに学び合う。
鍼灸合宿では知識や技術を磨くだけの場ではなく、
「人としての在り方」を見つめ直す時間でした。

幼稚園のお子さんも参加してくれました。
弱さを抱えたまま、
支え合いながら生きる。
その温もりの中に、
鍼灸の本質があるように思います。
これからも、人が安心して息ができる場所を、
ひとつずつ丁寧に育てていきたいです。
