理念・想い

8月6日に思うこと

本日は伊勢の旅シリーズを中断し、
8月6日に思うことを綴ります。

広島に原子爆弾が投下されて、
今年で81年になります。

そして3日後の8月9日は、
長崎に原子爆弾が投下された日です。

私は広島で生まれ育った、
被爆三世です。

私は戦争を知りません。
でも被爆体験を直接聞いて育った世代です。

そうしたお話を直接伺える機会も、
年々少なくなっています。

幼い頃は話を聞いた後、
ただ怖くて、悲しくて。

”戦争は嫌だ”

そんな気持ちしかありませんでした。

でも大人になった今、
あの頃とは少し違う思いがあります。

今ある命は、
たくさんの人から受け継がれてきたもの。

その命のバトンを、
また次の世代へつないでいく。

先日誕生日を迎えたこともあり、
この時期は特に命や祈りについて考えます。

そして毎年、

”私は何を伝えていけばいいのだろう”
”何を残していけるのだろう”

と考えるのですが、
今年も答えは出ません。

それでも毎年この日になると、
朝8時15分に手を合わせます。

今年も子どもたちと一緒に
黙祷をしました。

8月6日に手を合わせること。
子どもたちと少しだけ戦争の話をすること。
広島で聞いてきたことを、
自分の言葉で伝えること。

子どもたちはきっと、
気づいたら8月6日の朝は黙祷をするもの、
という時間になっていたのだと思います。

それは私が教えたというより、
毎年一緒に過ごしてきた時間の中で、
自然と受け継がれてきたものなのかもしれません。

いつか子どもたちが大人になったとき、
今日という日を思い出し、
また誰かに伝えてくれたら。

その言葉が、
誰かの心に残ってくれたら。

今年も答えは出ないままですが、
私はこれからも
自分の言葉で伝え続けたいと思います。

それが今の私にできる、
小さな「伝える」
ということだと思うからです。

さて次回は、
伊勢の旅シリーズの続きをお届けします。